2024年09月05日 当院では痛みを軽減する歯科麻酔の工夫を行ってます!
■治療時の痛みを軽減
多くの方は、歯医者の治療が痛くて苦痛なものであると感じ、敬遠しがちなのではないでしょうか?
虫歯や歯周病の治療の際は痛みを感じることが多いため、患者さんにとって不安の原因となります。このような痛みを無くすために、歯科では 麻酔 が広く使用されています。
しかし、麻酔自体の痛みが苦手な方もいらっしゃいます。
当院では、麻酔の痛みを和らげる工夫を行っていますので、いくつかご紹介します!
■痛みを感じるポイント
麻酔をする際に痛みを感じる場面はいくつかあります。
大きく分けて3つのポイントがありますのでお伝えします。
①針が刺さるとき
麻酔を行う際、針が皮膚や歯茎に刺さる瞬間が最も痛みを感じやすいです。
これは、針が皮膚や歯茎に接触することで、そこに存在する神経が直接刺激されるためです。特に歯茎は多くの神経が集まっているため、針の刺さる瞬間に鋭い痛みを感じやすくなります。
針の先端が神経に触れることで、痛み信号が脳に伝わり、その結果として痛みを感じるのです。
②刺した針がさらに奥にいくとき
針が皮膚や歯茎を通り抜け、さらに奥深くまで進む際にも痛みを感じることがあります。
これは、針が神経に近づくことで神経が刺激されやすくなり、鋭い痛みや不快感を引き起こすからです。特に、深い部位に麻酔を施す場合、針が移動する際の感覚が患者さんにとって非常に敏感に感じられることがあります。
③液体が入っていくとき
麻酔液が体内に注入される際の圧迫感や痛みも、患者さんにとって不快な瞬間です。一番痛いと言われる部分です。
これは、歯を支える骨に密着している歯ぐきに麻酔薬を注入する際に発生する『圧迫痛』です。歯ぐきは皮膚のように伸縮性がないため、麻酔液が注入されると圧力がかかりやすくなります。
■麻酔の痛みを感じさせないために
麻酔の痛みを和らげるため当院では以下の事を実施しています!
①表面麻酔
針を刺す前に、歯茎や皮膚の表面に麻酔薬を塗布する方法です。表面麻酔を施すことで、針が刺さる瞬間の痛みを大幅に軽減することができます。
具体的には、麻酔薬が皮膚の表面に浸透し、神経の感受性を鈍らせるため、針が刺さる際の鋭い痛みを感じにくくさせます。
この方法は、特に針を恐れる患者さんにとって有効であり、治療の際の不安を和らげる効果があります。
②オーラスター
オーラスターとは、麻酔液をコンピューター制御で一定の速度で注入する装置です。これにより、麻酔液が体内に入る際の圧力を均一に保ち、痛みを最小限に抑えることができます。
具体的には、オーラスターが麻酔液の注入速度を微調整し、一定のペースで液体が流れ込むことで圧力の変動を減少させます。
これにより、注射時の不快感を軽減し、患者さんにとってより快適な治療が可能になります。
歯科治療における麻酔の痛みは、多くの方が恐怖や不安を感じる要因の一つです。しかし、現代の歯科医療技術の進歩により、その痛みを大幅に軽減する工夫がされています。表面麻酔やオーラスターなどの技術を駆使することで、針が刺さる瞬間や麻酔液の注入時の痛みを最小限に抑えることが可能です。
痛みが心配な方は、ぜひお気軽にご相談ください。